「毎日の水やりが大変」「夏や旅行中に枯らしてしまう…」そんな悩みをまるっと解決するのが自動水やり機。この記事では、蛇口直結タイプとタンク(バケツ)タイプを中心に、初心者でも失敗しない設置手順・初期設定・使いこなしのコツを写真なしでも分かるように解説します。
ベランダのプランターから庭の花壇、室内の観葉植物まで対応。最後にトラブル対処と季節別の設定例も載せています。
Contents
設置前の準備とチェックリスト
- 水源:屋外蛇口の有無(直結型 or タンク式の判断)
- 電源:乾電池 or USB/AC(タイマー・ポンプ用)
- 付属品:チューブ、分岐ジョイント、ドリッパー、固定ピン、フィルター
- 工具:ハサミ(チューブカット)、プライヤー(必要に応じて)
ポイント:鉢数・距離・高低差をざっくり把握し、必要分岐数とチューブ長を見積もるとスムーズ。
【蛇口直結タイプ】設置方法(5ステップ)
- 蛇口アダプター&タイマーを取り付け:付属のゴムパッキンを忘れずに。手締め+1/4回転で止水。
- メインチューブを配管:プランター列の背面に沿わせ、角はゆるいRで曲げる。
- 分岐→鉢ごとの細チューブへ:T字ジョイントで分岐し、鉢ごとに1本ずつ。
- ドリッパーを株元へ固定:土の表面が軽く湿る位置に。固定ピンでズレ防止。
- タイマー設定→試運転:例)毎朝7:00に5〜10分。作動させて漏れ・詰まりを確認。
ワンポイント:チューブ末端にはエンドキャップを必ず装着。細かな漏れがロスの原因になります。
【タンク・バケツタイプ】設置方法(5ステップ)
- タンク設置:直射日光を避け日陰へ。水温上昇と藻の発生を抑える。
- 吸水フィルター→ポンプ/重力配管:フィルターが底に沈むように配置。
- メインチューブ配管:できれば鉢より高い位置へ(重力式なら水圧が安定)。
- ドリッパー設置・流量調整:1分あたりの滴下量(mL)を確認し、鉢サイズに合わせて微調整。
- 試運転&エア抜き:チューブ内の気泡を出し、全ドリッパーから均等に出るか確認。
初日~1週間の使い方(微調整のコツ)
- 初日~2日目:土の表面が常時びちゃびちゃ→時間/流量を-20〜30%。乾き気味→+20%。
- 3~7日目:鉢ごとの差をならす。乾く鉢にはドリッパー追加、湿りすぎは流量ダウン。
- 1週間後:設定を固定し、以後は天候に合わせて微調整。
季節・天候別の設定目安
季節/天候 | 頻度の目安 | 時間/流量の目安 |
---|---|---|
夏・猛暑 | 1日2回(朝夕) | 小鉢5〜8分 / 大鉢8〜12分 |
春・秋 | 1日1回 | 小鉢4〜6分 / 大鉢6〜10分 |
冬 | 2日に1回(乾き具合で調整) | 小鉢3〜5分 / 大鉢5〜8分 |
雨天 | 一時停止 or 時間を半分 | 土の湿り具合を目視で確認 |
ありがちトラブルと対処
- 水が出ない:フィルター/ドリッパー詰まり→水洗い。重力式はタンクを高く。
- 出すぎる:タイマー短縮、流量を弱める。鉢底穴の詰まりも確認。
- 一部だけ届かない:分岐過多を解消、長距離はポンプ式に。
- タイマー不作動:電池交換、現在時刻とスケジュールの再設定。防水対策。
- (みんなの農業広場)
関連リンク